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【ベランダ菜園で育てる】ミニトマトの育て方 ~種まきから収穫まで~

初心者にもおすすめのベランダ菜園で「ミニトマト」を育てる方法を紹介していきます。
ミニトマトはベランダでも簡単に栽培が可能で、成長の様子を楽しみつつ、食べても美味しく召し上がることができます。
ベランダ菜園で育てる「ミニトマト」の育て方を種まき~収穫までの手順に沿って紹介していきます。

ミニトマトの特徴と種類

ミニトマトとは固有の品種ではなく、果実の大きさが5g~30gのトマトの総称のことを指します。
日光を好み、暖かい場所の方がすくすくと育っていきます。

トマトとは一概に言っても、その種類は様々で、国内だけでもトマトの品種は200品種以上あります。
自分の好きな品種を育てていくのもミニトマト栽培の醍醐味です。
ただ、どれを育てればいいか分からない!という方に向けておすすめを3つほど紹介します。

<アイコ>

 

アイコ

まず紹介するのは「アイコ」です。
ミニトマトの代表品種と言っても過言でないほど有名な品種です。
実の付きが良く、甘みもあって食べやすい万人に愛される品種です。
また、病気になりにくいのも初心者には嬉しいポイントです。

<オレンジキャロル>

見た目も美しいオレンジ色の品種です。
トマト特有の青臭さが少なくフルーツの様な感覚で食べれます。
オレンジキャロルも病気にかかりにくい品種です。

<トマトベリー>

 

トマトベリー

 

2006年にトキタ種苗が発売した品種で、珍しいハートの形をしています。
ドイツで開催された見本市「フルーツロジスティカ2008」で、イノベーションアワードで第3位になるなど海外でも愛されている品種です。
見た目も楽しみながら育てたい方におすすめです。

ミニトマト栽培の準備

ベランダ栽培を始めるための準備物を紹介して行きます。
まず必要になるのが、プランターと土です。

<プランター>
ミニトマトは根をしっかりとはって成長する植物です。
そのため、プランターは根を十分はれる大きさのものが望ましいです。
具体的には1株あたり、縦20cm、横20cmほどのスペースは確保しましょう。
根を深く生やしていきますので、プランターの深さは30cm以上が好ましいです。

その他に、ミニトマトの根っこは空気を好みます
プランターの底面には空気穴が開いているタイプのプランターを選定しましょう。
以下におすすめを紹介しておきます。


<培養土>
プランターと合わせて必須になるのが「土」です。
その中でもすでに肥料が配合されている「培養土」がおすすめです。
一般的に奥行き:20cm × 幅:60cm × 高さ:30cm程度のプランターですと1個当たり5Lほどの量があれば十分です。

ただし、育てていくと土が細っていくので、少し多めに購入しておくのがおすすめです。
土が細ってきたら、適宜継ぎ足しながら育てていきましょう。
以下におすすめを紹介します。

 

種まき、苗植えの時期

種から育てる方法とホームセンターなどで苗を購入してきて育てる方法の2種類があります。
それぞれの方法で若干時期が異なりますので、自分が挑戦したい方法に適した時期に行うようにしましょう。

種蒔きの場合:3月下旬~4月上旬
苗植えの場合:4月上旬~5月上旬

苗の選定方法

苗の種類には、①:と②接ぎ木苗の2種類があります。
初心者の方には、病気にかかりにくい、実の付きが良い「接ぎ木苗」がおすすめです。

実は葉の光合成は先端の部分でより活発に行われています。
そのため、先端に勢いのある苗を選びましょう。
苗は第1果房が実っているぐらいがプランターに移し替える目安となります。

また、たまに「つるぼけ」といって肥料をやりすぎると葉と茎ばかりが成長し、実がならない苗になってしまうことがあります。
購入時点で蕾がなっていれば、そのような心配はないので蕾がついている苗を購入しておいたほうがいいでしょう。

苗を植えたら、次に肥料と支柱を用意します。

<肥料>
肥料については、培養土に十分栄養が含まれているので初期の段階では必要ないでしょう。
後々の追肥のタイミングで必要となってきます。

牛糞・鶏糞・化成肥料・液肥など様々なタイプがあります。
それぞれの特徴を簡単にまとめると、牛糞・鶏糞などは即効性は劣るものの持続性に優れます。
対して、化成肥料や液肥の方が即効性は優れるものの持続性には劣るという特徴を持っています。
ここでは、最も即効性に優れる液肥タイプを紹介しておきます。

成長期

苗が成長する間にすべきおすすめの選定方法を紹介していきます。
ミニトマトの苗は日光を好みますので、日当たりのいい場所にプランターを設置するようにしましょう。
実際にベランダで育てている感じでは、1日に3時間以上は日光が当たるほうが望ましいです。

また、1日1回(できれば早朝)に水やりをしましょう。
トマトは比較的水やりが少なくてもすくすくと育つ野菜です。
ただし、プランターの場合は水切れも早くなるので1日1回は水やりをするようにしましょう。

<1本仕立て>
苗の主軸1本のみを高く成長させる方法です。
苗が最終的に2 m近くまで成長し、手入れもしにくいのであまりおすすめではありません。
横にスペースを取りたくない場合などにはこちらで挑戦しましょう。

<2本仕立て>
苗の主軸を2本にして育てる方法です。
1本仕立てに比べて高さが抑えられ、全体として収穫できる実の量も多くなりおすすめです。

 

<支柱>
ミニトマトが育ってきて、ある程度の背丈になってくると茎が倒れてきてしまいます。
1本仕立てか2本仕立てかによっても異なりますが、最大で150cm~200cmほどまで成長する場合があります。

そのままでは、苗が倒れてしまいますので、支柱で支える必要があります。
うまく支柱に巻きけながら成長させる自信がない場合は、リング付きのものを使用することで、上手に成長させることが出来ます。

<葉、脇目の剪定>
ミニトマトでは成長している実のすぐ近くの葉っぱで光合成された養分が実に蓄えられていきます。
そのため、実が赤く色づいてきたら養分はもう十分に蓄えられているので、近くの葉は剪定してしまいます。

また、成長に伴い主の幹から脇目が生えてきます。
脇目があると養分が分散してしまうので、脇目は基本的に剪定しましょう。
1本仕立ての場合は、主の幹以外はすべて落としてしまい、2本仕立ての場合は、主/副の幹以外は落としてしまします。

また風通しの良い環境を好みますので、幹の下の方の葉(下葉)は適宜剪定しましょう。
それによって風通しも良くなり、葉の密集も避けられるので病気が蔓延するリスクを抑えることができます。

<園芸用ハサミ>
家庭菜園用には専用のハサミを使用しましょう。
専用のハサミの方が切れ味が良く、苗を傷つけずに剪定することができます。

古く枯れかかっている葉っぱなどは剪定したほうが、他の葉や実に養分が行き届き、発育が良くなります。
植物では先端に近い葉っぱ程活発に光合成をおこなっています。
剪定は定期的に行うように心がけましょう。

 

収穫のタイミング

いよいよ実がなってきてから収穫までのポイントをまとめます。
トマトの実を甘くするためには、直前の水やりを減らすことが有効です。
ミニトマトでは多くありませんが、水を過多にやりすぎると、トマトの実が裂けてしまい見栄えが悪くなってしまうリスクが高まります。

また、日光に十分に当てることで、光合成を促し甘い実にもなります水やりの回数を減らすことと、日光に十分に当てることを気を付けましょう。

 

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