家庭菜園

【ベランダ菜園で育てる】小松菜の育て方編

栄養価も高く、サラダなどで人気の野菜「小松菜」
そんな小松菜は家庭菜園でも簡単に育てることができます。
お家のベランダ菜園で気軽に小松菜を育てる方法を紹介していきます。

小松菜の栽培について

まず始めに、小松菜を育てていくために適した気候・環境を紹介していきます。

<小松菜とは>
小松菜にはカロテン・ビタミンC・鉄分・カルシウムなどを多く含み非常に栄養価の高い野菜です。
サラダから炒め物・和え物など幅広い料理に使われています。
近年では品種改良により暑さに強いものや味の良いものが育成されています。

小松菜の種類は、葉っぱの形状で丸葉系と長葉系とに区別されています。
暑さや寒さに強い丸葉系のものの方が育てやすいでしょう。

<栽培に適した気候>
栽培に適した気候は15℃~25℃とされています。
しかし、暑さと寒さに強く1年を通して栽培することが可能です。
日当たりの良い場所や弱酸性の土壌を好みます。
日中は日の当たる場所にプランターを移動させ、石灰を1平方メートル当たり2握り程度混ぜると小松菜に適した土壌になります。
こちらは、通常の培養土のみを使用した栽培でも十分に育ちますので、あまり気にしすぎなくても大丈夫です。

栽培の手順~種まき~

種蒔きの前に、まずは以下の4つを準備しましょう。
いずれもホームセンターやネットで簡単に手に入るものばかりです。

●鉢底用ボラ石
●培養土(石灰)
●小松菜の種
●元肥(アミノ酸肥料)

~手順1~
土壌の水はけを良くするために、プランターの底に2cmほどボラ石を敷き詰めます。

~手順2~

プランターの様子

プランターの様子

ボラ石の上から培養土をプランターの8割ぐらいまで入れます。

~手順3~

小松菜の種

小松菜の種

小松菜の種は直径2mmほどの小さな種です。
これを手に取ってプランターに撒いていきます。ゆくゆくは間引いて行きますが、なるべく均等に散らばるように種を撒きましょう。

~手順4~
種を撒いた後には上からさらに土を被せていきます。
このとき、発芽しやすい土の量としては種の上に3mm程度被せるように土を均等に広げていきます。

~手順5~
手順4まで完了したら、水をたっぷりとあげて、日当たりの良い場所にプランターを移動させましょう。

手順1~5までが完了したら、毎朝1回の水やりを行い発芽するのを待ちましょう。
培養土・石灰・プランターなどは近くのホームセンターや最近ではネットでも購入できるので参考にしてください。

発芽から間引き

発芽の様子

発芽の様子

種蒔きから1週間~10日程度したところで、発芽したものから双葉が展開してきます。
双葉がある程度育ってきたところで1回目の間引きを行います。

<間引きの方法>
芽が密集している個所を2cm~3cmの間隔になるように間引いて行きます。
間引く際には、生育の劣っているものから間引くようにします。

さらに15日~20日が経過した後に2回目の間引きを実施します。
こちらも込み合っているところから順次間引きを行い、5~6cmの間隔になるように調整します。

2回目の間引きのタイミングでは、十分に食べられる程に成長しています。
この頃の若い葉は非常に柔らかく苦味も少ないので生でサラダで食べるのがおすすめです。

収穫

成長の様子

成長の様子

収穫の目安としては葉の高さが25cm以下のうちに収穫しましょう。
あまり葉を放置しすぎると、硬くなり苦味も増してきます。
まだ生育の途中で摘み取って頂くのがおすすめです。瑞々しく苦味も少ないのでサラダで生で食べると非常に美味しいです。

春蒔きでは、30日~40日で、秋蒔きでは50日~80日で収穫可能な大きさに育ちます。
収穫の時期をずらすために、種蒔きの時期をずらしておくのがおすすめです。

<まとめ>
小松菜は家庭菜園でも非常に育てやすく、春蒔きでは種蒔きから30日程度で収穫可能です。
誰でも手軽に家庭菜園で成長する楽しみと収穫の喜びを味わえること間違いありません。
気になった方は是非この機会に小松菜の家庭菜園を始めてみてはいかがでしょうか。

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