ここ最近注目を浴びているランニングシューズブランドの「On」。
独特なソール形状とデザイン性の高さで注目を集めています。
Onは世界的なトライアスリートであった”オリヴィエ・ベルンハルド”が、スイスで創業したブランドです。
現在では50ヶ国を超える国で6500店以上の専門店がOnのランニングシューズを取り扱っています。
そんな注目のブランドであるonのランニングシューズを履いていみたいと思っている方も多いと思います。
この記事では、そのような方に向けてonのランニングシューズを目標ペースごとに分けて紹介していきます。
onのランニングシューズの特徴
onのランニングシューズの最大の特徴が、ソールの形状です。
まるで雲のような形状のソールは接地の瞬間に、非常に高いクッション性を発揮します。
また、それらの形状を組み合わせたソールが"クラウドテック"と呼ばれる技術であり、走行時のエネルギー消費を削減しランニングによる疲労を軽減する効果があります[1]。
また、クラウドの形状がシューズに対して長さ方向と幅方向の両方で伸縮することで、接地の瞬間に足に適した形にソールが潰れて、どんな走り方の人にもフィットします。
また、蹴り出しの瞬間にはクラウドの形状が元に戻ろうとする力が反発力となり、スムーズな蹴り出しをサポートしてくれます。
さらに最新の第2世代では、CloudTec®をダブルスタックで搭載しており、最大限のクッション性とパフォーマンスを発揮します。
また、長距離ランナーや初心者ランナーの多くは前足部にゆとりのある設計を好むことを突き止め、前足部のソールを広めの設計にしたことで、スピード感はそのままに、全体のサポート性や横方向の安定性、クッション性の向上を実現しています。
また、onが人気の理由として、高いデザイン性があげられます。
普段履きのシューズとしても使える洗練されたデザインであり、豊富なカラーバリエーションも用意されているのでお気に入りの一足を見つける事ができます。
そして、onのもう一つの注目ポイントが「環境への配慮」です。
なんと、70%にリサイクル素材を使用し、シューズ全体の20%がリサイクル素材で作られています[1]。
昨今のESGの考えも取り入れた、地球に優しいシューズと言えるでしょう。
おすすめシューズ
続いて、onのおすすめシューズを対象ペースや練習内容に合わせて紹介していきます。
まず始めに今回紹介するシューズを一覧でまとめておくので参考にしてみて下さい。
その後からそれぞれの特徴について説明しているので、気になったアイテムは詳細を確認してみて下さい。
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Cloudgo | Cloudstratus | Cloudflyer4 | Cloudmonster | Cloudflow | Cloudboom Echo | Cloud 5 Waterproof | |
対象ペース | 4分/km~ | 5分/km~ | 4分/km~ | 4分/km~ | 3分30秒/km~ | 3分/km~ | 5分/km~ |
特におすすめの使用方法 | 幅広い練習に対応 | jog,距離走、ロード走 | jog,ペース走 | jog,距離走, ロード走 | レース, スピード練習 | レース | jog他 |
重量 | 256 g | 305 g | 300 g | 275 g | 238 g | 220 g | 281 g |
クッション性 | ◎ | ★ | ◎ | ★ | ○ | ○ | ○ |
ドロップ高さ | 11 mm | 6 mm | 11 mm | 6 mm | 9 mm | 9 mm | 8 mm |
その他 | 安定感◎ | 安定感◎ | 安定感◎ | CloudTec®二層構造 | スピード○ | スピード◎ カーボンプレート内蔵 |
防水◎ |
参考価格 | 16,830 円 | 18,480 円 | 19,580 円 | 18,480 円 | 16,830 円 | 29,480 円 | 17,280 円 |
Cloudgo
ミッドソールにはOn独自のテクノロジー「CloudTec®」ソールを採用しており、高いクッション性で初心者の方にもおすすめの一足です。
CloudgoではCloudTecが連結しており、ソフトな感触の接地と走行時の高い安定性が特徴です。
日常的に幅広い練習に使える、まさしく万能な一足です。
このほかソールにはTPU製の「Speedboard」が内蔵されておりエネルギー効率も高く、軽量なアイテムなので脚も軽やかに前に進むような感覚があります。
目標ペース:4分/km以上のペースで幅広く対応
使用目的:ロードでの練習、4分以上のペースでのレース
参考価格:16,830 円
重量:256g(メンズ)、214g(ウィメンズ)
ドロップ:11mm
サイズ展開:25~32cm(メンズ)、22~28cm(ウィメンズ)
タイプ:ニュートラル
Cloudstratus
2倍のCloudTec®で最大級のクッショニングを発揮するアイテムです。
脚への負担を低減できるので、毎日のジョギングやゆっくりの距離走などにおすすめです。
目標ペース:5分/km以上のペース〜
使用目的:ロードでの練習、5分以上のペースでのレース
参考価格:18,480 円
重量:305g(メンズ)、248g(ウィメンズ)
ドロップ:6mm
サイズ展開:25~32cm(メンズ)、22~28cm(ウィメンズ)
タイプ:ローリング
Cloudflyer4
高いクッション性とプレミアムな快適さを併せ持つランニングシューズです。
これまでよりもさらに厚手で柔らかなシュータンを採用しており、走行時の安定性に優れたモデルです。
これをベーシックモデルとして、防水タイプと幅広なソールのWIDEタイプも用意されています。
目標ペース:5分/km以上のペース〜
使用目的:ロードでの練習、5分以上のペースでのレース
参考価格:19,580 円
重量:300g(メンズ)、257g(ウィメンズ)
ドロップ:11mm
サイズ展開:25~32cm(メンズ)、22~28cm(ウィメンズ)
タイプ:安定感◎
Cloudmonster
CloudTec®が二層構造となっており、非常に高いクッション性を実現したアイテムです。
圧倒的なクッション性で距離走などの場面で役に立つ一足です。
クッション性が高いながらも軽量な設計になっているので、走りの快適性も高いアイテムです。
他アイテム同様にリサイクルプラなどを使っており、ESGに配慮した一足になっています。
目標ペース:4分30秒/km以上のペース〜
使用目的:特にロードでの距離走、脚を故障しないように、4分以上のペースでのレース
参考価格:18,480 円
重量:275g(メンズ)、230g(ウィメンズ)
ドロップ:6mm
サイズ展開:25~32cm(メンズ)、22~28cm(ウィメンズ)
タイプ:ローリング
Cloudflow
CloudflowにはHelion®スーパーフォーム製CloudTec®が採用されており、これまで紹介したアイテムよりもCloudTecのソールがやや硬い印象です。
厚底シューズよりも、足裏の感触を感じながら走ることができ、脚力を鍛える練習にもおすすめです。
軽量で反発性のあるシューズなので、スピード練習やレースで特におすすめしたいアイテムです。
特殊な網目構造を持つメッシュアッパー採用により、高いフィット感もある一足です。
アッパー部分は継ぎ目のないシームレスな設計で生地の使用量を減らしており、再生ポリエステルも70%配合されており環境にも配慮したアイテムです。
目標ペース:3分30秒/kmのペース〜
使用目的:レース、スピード練習
参考価格:16,830 円
重量:238g(メンズ)、198g(ウィメンズ)
ドロップ:9mm
サイズ展開:25~32cm(メンズ)、22~28cm(ウィメンズ)
タイプ:ローリング
Cloudboom Echo
Speedboard®(カーボンプレート)搭載の超軽量シューズであり、エリートアスリートとのコラボで誕生したシューズです。
軽量な代わりにクッショニングは低めの設計になっています。
記録更新を狙う人へレースでおすすめしたい一足です。
目標ペース:3分/kmのペース〜
使用目的:レース
参考価格:29,480 円
重量:220g(メンズ)、190g(ウィメンズ)
ドロップ:11mm
サイズ展開:25~32cm(メンズ)、22~28cm(ウィメンズ)
タイプ:スピード
Cloudsurfer
「Cloudsurfer」は、Onの中でも比較的新しいモデルであり、人気の高いロードランニングシューズです。
クラウドテクノロジーをコンピュターによるシミュレーションで最適化した"Cloudtec Phase"が搭載されています。
接地の瞬間にドミノ倒しのように順番にソールが潰れていくことにより、滑らかかつで高いクッション性、走行時の安定性、高い反発力を実現させた一足です。
アッパー部には、通気性の高い素材を使用しており、足を快適に保ちながら長時間の走行でも疲れにくい設計を取り入れています。
また、カラーバリエーションも豊富で、All Blackのシックでスタイリッシュなデザインから、写真のようなビビッドカラーまで用意されており、どんなランニングスタイルにも合わせやすいです。
参考価格:18,480 円
重量:245g(メンズ)、205g(ウィメンズ)
ドロップ:10mm
サイズ展開:25~31cm(メンズ)、22~27cm(ウィメンズ)
タイプ:クッション性高め
Cloud 5 Waterproof
OnのアイコンモデルであるCloud 5 の防水仕様verです。
バージョンアップによりフィット感と履き心地がさらに向上し、シューズに使われているリサイクル素材の使用比率もアップしています。
通気性にも優れた防水メンブレンを使用しているので、雨の日でも靴の中はドライな状態に保たれます。
その他、暗い時にも周りからの視認性に優れるように反射材が使用されたデザインになっています。
参考価格:17,280 円
重量:281g(メンズ)、227g(ウィメンズ)
ドロップ:8mm
サイズ展開:25~32cm(メンズ)、22~28cm(ウィメンズ)
タイプ:防水
■For トレイルラン
Cloudventure
「Cloudventure」は、トレイルランニングにおいて優れたグリップ力や防水性能を備えたOnの人気モデルの一つです。
複数のグリップパターンを組み合わせた"Missiongrip"アウトソールがどのような地形に対しても高いグリップ力を発揮してくれます。
路面の状況が大きく変化するトレイルランでは頼りになる一足です。
また、従来のCloudTecテクノロジーにより、高い衝撃吸収性と反発力を実現しており、トレイルランニングの多くのシーンで快適にランニングすることができます。
参考価格:17,380 円
重量:310g(メンズ)、250g(ウィメンズ)
ドロップ:10mm
サイズ展開:25~31cm(メンズ)、22~27cm(ウィメンズ)
タイプ:トレイル
Cloudventure Peak 3
「Cloudventure Peak 3」は、On史上最速モデルのトレイル用シューズです。
再設計されたラグパターンがどんな路面でもより高いグリップ力を発揮し、厳しいトレイルランニングコースでも快適に走ることができます。
また、カーボン30%配合のプレートを採用し、ランニングの速度にもこだわった一足です。
厳しいトレイルで速さも追求したいランナーにおすすめのアイテムです。
参考価格:18,480 円
重量:281g(メンズ)、227g(ウィメンズ)
ドロップ:4mm
サイズ展開:25~31cm(メンズ)、22~27cm(ウィメンズ)
タイプ:トレイル
<まとめ>
今回は今注目の「on」のランニングシューズを紹介しました。
デザイン性も高く、場面や目的に応じてラインナップも豊富です。
ぜひ走りたくなるようなおすすめの一足を見つけて、ランニングを楽しみましょう。
参考文献、出展
[1]on公式HP:https://www.on-running.com/ja-jp/technology/cloudtec