ベランダ菜園でも育てられることから、家庭菜園でも人気の「ミニトマト」
ミニトマトを育てる上で病気にかかってしまったときの対処方法を紹介して行きます。
今回は農薬は使用せずに、病気を予防する方法と万が一かかってしまったときの対処方法を紹介して行きます。
予防方法
まずは第1に病気にならないための予防方法を紹介します。
ミニトマトはナス科の植物の中でも病気にかかり易い植物です。
そのため、葉や茎や実などの様子をよく確認してその兆候がないか注意しましょう。
うどんこ病
うどんこ病はミニトマトで発生しやすい病気です。
苗が成長し、実をつける頃に葉の元気が落ちてきているときに特に発生しやすいです。
うどんこ病は葉や茎にカビ(菌)が発生する病気です。
<対策>
葉の勢いが落ちないように、十分に肥料と水やりを行うことが予防法になります。
ただし、それだけで防げない時がありますので、もしかかってしまった場合は白い粉が付着している葉を取り除き薬剤をふりかけましょう。
最近では化学物質未使用の薬剤なども売られていますので、安心し使用することができます。
また、株が密集していると他の株に移り易くなってしまうので、株同士の距離を30cmぐらいは空けて育てるのが望ましいです。
青枯病
青枯病は上部の方から葉が枯れ始め、徐々に株全体に広がっていく病気です。
青枯病は短期間で病気が全体に広がり、株全体に広がってしまうと手の施しようがありません。
確認方法としては、切った茎を水につけておくと白濁した液が染み出してくるかどうかを確認します。
<対策>
対策方法としては以下の様な項目が挙げられます。
●ナス科の連作を避けること
万が一青枯病が発生してしまったら、その株は抜いてしまうことがおすすめです。
プランターが別々の場合は距離を置いて育てるようにすることで感染の広がりを抑えることができます。
疫病
疫病は葉や茎が白くカビてしまう病気です。
多湿の状況や水はけの悪い土壌で発生しやすい病気です。
<対策>
対策方法としては以下の様な項目が挙げられます。
●換気を良くするために下の方の密集した枝は剪定する
モザイク病
モザイク病はウイルス由来の病気です。
そのため、感染してしまうと治療法がないのが実情です。
モザイク病に感染したミニトマトの花・茎・葉に淡い黄色をした斑模様が現れます。
その原因の多くはアブラムシなどの害虫によるものです。
アブラムシが葉に付着するとアブラムシ体内のウイルスが植物に入り込むことで病気に感染してしまいます。
そのため、アブラムシが葉についたのを見つけたらすぐにその葉を取り除くようにしましょう。
最近では天然成分由来の防虫剤もあるので、農薬で予防することをオススメします。
<まとめ>
今回はミニトマトの病気についてまとめてきました。
普段から苗を良く見ておくことで、病気の前兆をいち早く掴むことができます。
水やりなどの時によく観察しながら、家庭菜園を楽しみましょう。